これは北朝鮮の国営メディアが３０日朝、伝えたものです。
それによりますとキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長は、今月２７日に南北首脳会談のために韓国側を訪れた際、ムン・ジェイン（文在寅）大統領に対し「会談の会場にピョンヤンとソウルの時間を示す時計がそれぞれ掛かっているのを見て胸が痛かった」と述べたということです。
キム委員長はその場で、２０１５年に導入した韓国より３０分遅い「ピョンヤン時間」を元に戻す考えを表明したということで、北朝鮮の最高人民会議は３０日付けでこの内容の政令を決定し、来月５日から適用するとしています。
キム委員長が標準時を韓国と同じにする考えを示したことは２９日、韓国大統領府が発表していましたが、日程が具体的に伝えられたのは初めてで、北朝鮮は「民族の和解、団結の初めての実行措置」として南北の融和を強調しています。
リンク：https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180430/k10011423121000.html?utm_int=detail_contents_news-related_001
【単語】
1．和解：争っていたもの、反発しあっていたものが仲直りすること。
2．団結：多くの人が共通の目的のために一つにまとまること。
3．融和：①とけてまじりあうこと。また、とけ込んで調和すること。
②うちとけて互いに親しくなること。
4．政令： 政治上の命令や法令。
5．適用：法律・規則などを、事例にあてはめて用いること。
【質問】記事を読んで次の質問に答えてください。
1. ピョンヤン時間というのは何ですか？
2. ピョンヤン時間はいつ導入されたものですか？
3. 今回ピョンヤン時間を韓国と同じに戻す切っ掛けになったのは何ですか？
