家庭で消費するモノやサービスの値動きをみる先月・7月の消費者物価指数は天候による変動が大きい生鮮食品を除いた指数が去年の同じ月より3.1%上昇しました。上昇率は8か月連続で3%台と、高い水準が続いています。

総務省によりますと、先月の消費者物価指数は天候による変動が大きい生鮮食品を除いた指数が2020年の平均を100として111.6となり、去年の同じ月より3.1%上昇しました。
燃料価格の下落によってエネルギーが1年4か月ぶりに値下がりに転じたことなどから、上昇率は前の月から0.2ポイント縮小しましたが、8か月連続の3%台となっています。
主な要因は食料品の値上がりで、「生鮮食品を除く食料」は8.3%上昇しました。
米類 90.7%上昇

このうち「米類」は90.7%の上昇と、前の月から9.5ポイント縮小したものの、引き続き高い水準となっています。調査はコシヒカリといった銘柄米が対象で、備蓄米は含まれないということです。
このほか、「チョコレート」が51%、「コーヒー豆」が44.4%、「おにぎり」が18.9%、「鶏卵」が15.8%、「鶏肉」が9.3%などとなっています。
また、携帯大手の間で料金を値上げする動きが出ていることから、「通信料」が11.8%上昇しました。
鶏肉や卵も高値続く
食料品のなかでも日々の食卓に並ぶことが多い鶏肉や卵の価格は前の年を上回る水準が続いています。

横浜市内のスーパーマーケットでは、国産の鶏のもも肉が100グラムあたり139円で販売されていて、前の年の同じ時期に比べておよそ20円高くなっています。
農林水産省によりますと、物価高の影響で牛肉や豚肉の価格が上昇してきたことから、比較的割安な鶏肉の需要が高まっていて、このところ値上がりする傾向にあるということです。
この店では、例年、夏の暑い時期は鍋物などの需要が減ることから、鶏肉の価格は下がる傾向にありますが、ことしは高止まりしているといいます。
また、卵の価格もLLサイズの10個入りで税込み409円と、前の年の同じ時期に比べて50円ほど高くなっているということです。
買い物に来た50代の女性は「去年よりかなり値段が高くなっていて、切り詰められるところがなく家計が大変だ。むだを出さないよう少ない量を買って使い切るようにしている」と話していました。
こうしたなか店では切り分ける過程で発生した不ぞろいな肉を販売したり、1パックあたりの卵の個数を減らしたりして販売価格を抑える工夫も行っているということです。

スーパーの担当者 鶴田聡さん
「鶏肉や卵は家庭で使用する頻度が高く集客する上で重要だが、値上がりによって特売などを行いづらく苦しい状況だ」